聖なる夜、前夜祭な世の中。
今日もなんとか乗り切ることが出来たことに感謝。
嫌な気分にはなったが、嫌なことが起こることはなかった。
いままで、そんな毎日を「運の悪い人生」と嘆いていたが、最近少し変わってきている。
「何が変わったのか?」というと、漠然としたことなのだが、そもそもそんな運の悪い人生を送っているにも関わらず、毎日なんとか乗り切れている。
実はそれってある意味「ものすごく運がいい」と言えないか。
今まで数えだしたらきりがないほどの嫌なことや辛いことがあった。
そのたびに、人生の終焉を夢見ていた。
今もそんな状況にならないか、と言われたら嘘になることも多々あるのだが、間違いなく電車通勤をしていたら命がいくつあっても足りないほどだったろうと思う。
そんないろいろなことがあっても、毎日なんとか乗り越えてきている。
乗り切っていることの運の強さ、運の良さ。
これに最近気がついてきた。
ということで、この運の良さを体感したく、10年以上ぶりに年末ジャンボを購入してみた。
気休めなのはわかっているが、ふと思った今日が販売最終日だった偶然が必然にも思えたのだ。我ながら楽観的。
我が家でも、昨年までささやかながらクリスマスのイベントがあった。
子供が同居している頃は、クリスマスケーキやらチキンやら特製チキンスープやらと、いつもより多少にぎやかな食卓になっていたと記憶している。今年は子供が一人暮らしをはじめ、数十年繰り返してきたクリスマスにも変化が生じている。自分が糖尿病になったということも手伝っているのだが、例年よりだいぶにぎやかさは落ち着いているようだ。
まずクリスマスケーキはない。
あっても食べることが難しい状況である。
かみさんは自分用に小さなケーキを購入しているようだが。(笑)
特製チキンスープも、自分は食べることが難しい。
我が家のチキンスープは野菜が多く入るのだが、その中に「じゃがいも」が入るのだ。
じゃがいもには罪はない。ただ、糖尿病患者には強敵なのだ。食べてはいけないわけではないが、食べるには注意が必要。スープに入っているとなると煮溶けている部分があるので、自分は単純に手を出せない代物となった。わかっていて作るかみさんもどうか、と思ったが、譲れない部分もあるのだろう。悪いのは自分自身なのだ。
今年2021年は、子供がいなくなって寂しいということもあるが、それ以外の部分でも寂しいクリスマスである。
明日は今年最後の土曜日出勤となる。
取り立てて急ぎの仕事があるわけでもなく、ムード的には大掃除前哨戦といった毎日になっている。それでも、先週までのように休日にならないだけ有り難いと思うことにしよう。
多少なりとも手取りの足しにはなる。
1秒ずつ、1秒ずつ、乗り越える毎日。
今年も残すところ、今日を含めて8日間となった。
早かったように思えるが、毎日の長さはいままで生きてきた人生史上最長といっても良いだろう。残りの8日間も、なんとか乗り越えよう。
来る2022年がどうなるものか。
良い意味で「運が悪い」人生に、なにか起爆剤が今更ながら、なにかあるのか。